不動産売却費用と手順を解説!売却価格決定から引渡しまで

2025-09-15

不動産売却を検討されている方にとって、スムーズな売却を実現するためには、事前に費用や手順を把握しておくことが重要です。
売却活動は、思っている以上に様々な手続きや費用が伴うため、事前に情報を集めて準備を進めることで、不安やトラブルを最小限に抑えることができます。
今回は、不動産売却にかかる費用と具体的な手順を解説します。

不動産売却にかかる費用

仲介手数料は売却価格に応じて変動する

不動産売却において、最も大きな費用負担となるのが仲介手数料です。
これは不動産会社に支払う手数料で、一般的に売買価格の3%+6万円(消費税別)が相場とされています。
ただし、これはあくまでも目安であり、不動産会社や売却物件の種類、地域によって変動する可能性があります。
また、売却価格が高ければ高いほど仲介手数料も高くなるため、適切な価格設定も重要といえます。
売却価格を高く設定することで仲介手数料は増えますが、最終的な手取り金額も増加する可能性があります。
一方で、低価格で早く売却を完了させることを優先すれば、手数料を抑えることが可能ですが、利益が減少する可能性も考慮しなければなりません。
さらに、売却価格と手数料のバランスを考慮した戦略を立てることが重要なのです。

印紙税は売買契約書に必要

売買契約書を取り交わす際には、契約金額に応じて印紙税を支払う必要があります。
印紙税は契約書に貼付する印紙の金額で、契約金額によって税額が異なります。
例えば、契約金額が2000万円を超える場合は、契約金額に応じて変動する税額を計算し、必要額の印紙を契約書に貼付する必要があります。
この印紙税は、売主と買主の双方が負担するケースが多いといえます。
契約書の作成前に印紙税の額を正確に計算し、必要な印紙を購入しておきましょう。
契約金額が大きいほど印紙税も高くなるため、事前に税額を算出しておくことが重要です。
また、印紙税の納付方法も確認しておくとスムーズな取引につながります。

譲渡所得税は利益に対して課税される

不動産を売却して利益が出た場合は、譲渡所得税が課税されます。
譲渡所得税は、売却価格から取得価格や諸費用などを差し引いた利益に対して課税されるのです。
譲渡所得税の税率は、利益の額によって異なります。
長期保有の場合と短期保有の場合で税率が異なることや、他の所得と合算して計算される点なども把握しておく必要があります。
確定申告が必要となるため、税理士に相談しながら適切な手続きを進めることが重要となります。
また、譲渡所得税を軽減するための対策として、様々な控除制度を活用することも可能です。
さらに、これらの控除制度を理解し適用することで、税負担を軽減できる可能性があります。

抵当権抹消費用はローン残高に応じて変わる

不動産に抵当権が設定されている場合、売却時に抵当権を抹消する必要があります。
抵当権抹消費用は残債に応じて変動します。
抵当権抹消登記費用は、ローンの残高が大きいほど高くなります。
ローンの残高を事前に確認し、必要な費用を準備しておきましょう。
また、抵当権抹消手続きは金融機関と連携して行う必要があり、手続きに時間がかかる場合もあります。
そのため、売却活動を進める前に金融機関との連絡を取り、手続きの流れなどを確認しておくことが重要です。
加えて、必要書類なども事前に確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。

不動産売却の手順は?

査定を依頼し売却価格を決める

まず、不動産会社に査定を依頼し、売却価格を決定します。
査定依頼時には、物件に関する情報を正確に伝え、査定士が物件をしっかりと見て査定できるよう配慮しましょう。
査定価格を基に、売却価格を決定します。
売却希望価格だけでなく、希望売却時期なども併せて伝えることで、より具体的な売却プランを立てることができます。

媒介契約を締結する

査定後、不動産会社と媒介契約を締結します。
媒介契約には、専属専任媒介契約、専任媒介契約、一般媒介契約の3種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
契約内容をよく理解し、自身にとって最適な契約を選択しましょう。
契約締結時には、契約書の内容を十分に確認し、不明な点があれば担当者に質問しましょう。
それぞれの契約タイプの特徴を理解し、自身の状況に合った契約を選択することが、スムーズな売却活動につながります。

売却活動を開始する

媒介契約締結後、不動産会社が売却活動を開始します。
インターネットへの物件掲載、チラシ配布、内見対応など、様々な活動を通じて購入希望者を探します。
この期間は、不動産会社との連携を密にすることが重要です。
こまめな連絡や情報共有を行うことで、売却活動をより効果的に進めることができます。
また、売却活動の進捗状況を定期的に確認することも重要です。

購入希望者と売買契約を締結する

購入希望者が見つかり、価格交渉などが完了すると、売買契約を締結します。
契約締結時には、契約内容を慎重に確認し、不明な点があれば専門家に相談しましょう。
売買契約書は重要な書類なので、内容をしっかりと理解することが大切です。
また、契約条件や特記事項なども確認しておきましょう。

物件の引渡しを行う

売買契約締結後、残金決済を行い、物件の引渡しを行います。
引渡し時には、物件の状態を確認し、問題がないことを確認しましょう。
公共料金の精算や、鍵の引渡しなども忘れずに行いましょう。
さらに、物件に付帯設備がある場合は、その取り扱いについても確認しておく必要があります。

まとめ

不動産売却は、仲介手数料、印紙税、譲渡所得税、抵当権抹消費用など、様々な費用がかかります。
また、査定依頼から物件の引渡しまで、複数のステップを踏む必要があります。
それぞれの費用や手順を理解し、事前に準備を進めることで、スムーズな売却を進めることができます。
不明な点があれば、不動産会社や税理士などの専門家に相談することをお勧めします。
売却活動は、様々な状況の変化に対応していく必要があるため、専門家のアドバイスを受けることで、より安心して進めることができるでしょう。

当社は不動産売買のプロフェッショナルです。
葛飾区立石・四つ木周辺で不動産売買についてお悩みの方はぜひ当社にご相談ください。

この記事を書いた人

イエステーション 立石・堀切店  編集部

立石・四つ木・堀切・お花茶屋エリアに特化した不動産のプロフェッショナルが、複雑になりやすい不動産売却についてわかりやすく解説。 一所懸命・一緒懸命・一生懸命をモットーに、あなたの不動産売却をサポートします。

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