実勢価格と公示価格の違いについて解説します
2023-08-22
不動産の価格を調べていると、公示価格と実勢価格のように、さまざまな用語が出てきますよね。
それらはどのように違うのか、また共通点はあるのか、と気になりますよね。
そこで今回は、公示価格と実勢価格の違いを解説します。
それぞれの語句を解説した後に違いについて述べますので、ぜひ用語の理解にお役立てくださいね。
公示価格と実勢価格とは?
まず、ここでは公示価格と実勢価格に分けてそれぞれの語句を解説します。
公示価格
公示価格とは、国土交通省の土地鑑定委員会が毎年発表する、地価公示法に基づく土地売買の目安となる適正な価格を指します。
毎年1月1日、不動産鑑定士2名以上による鑑定評価をもとに検定されます。
全国で、約23,000箇所もの標準値を選んで土地の価格が公表されるので、必ずしも知りたい土地が選ばれているとは限りません。
実勢価格
実勢価格とは、不動産の売買で、実際に取引が成立する価格を指します。
売り手と買い手にはそれぞれ希望価格があり、さまざまな事情により、適正価格が変動します。
早く売りたいというとき、実勢価格は少し低くなったり、逆に立地条件などの条件が良ければ、高くなったりする場合もあります。
以上が、公示価格と実勢価格についてでした。
公示価格と実勢価格の違いについて
ここまでは、公示価格と実勢価格について解説しましたが、ここからは、それらの違いについて詳しくみていきます。
公示価格は、国土交通省や都道府県が毎年評価・発表するのに対して、実勢価格は、取引ごとに価格は決まるため、その都度価格は変更します。
前章でもお伝えしたように、全国で約23,000箇所もの標準値を選んで土地の価格が公表されるので、公示価格はそのまま実勢価格にはできないのです。
あくまでも目安ではありますが、実勢価格は、公示価格の70パーセントほどであるとされています。
なお、実勢価格は、それぞれの土地や環境といった条件によっても大きく異なります。
同じ坪数でも金額は異なることを覚えておいてくださいね。
正確な実勢価格を知るためには、不動産査定が必要となります。
公示価格から算出した価格はあくまでも目安ですので、正確に知るためには、査定を依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は、公示価格と実勢価格の違いを解説しました。
それぞれの語句についてご理解していただけたでしょうか。
葛飾区立石・四つ木周辺で不動産の価格でお悩みの方は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。