リースバック査定とは？流れと注意点を解説

2025-03-25

老後の資金準備や相続対策、住宅ローンの早期返済など、様々な事情から自宅を売却したいと考えている40代以上の住宅所有者の方も多いのではないでしょうか。
しかし、住み慣れた家を離れるのは容易ではありません。
そこで注目されているのが「リースバック」です。
リースバックとは、自宅を不動産会社に売却し、その後賃貸借契約を結んで住み続ける方法です。
この方法を利用すれば、まとまった資金を得ながら、引き続き自宅に住み続けることができます。
しかし、リースバックには、買取価格や家賃、契約内容など、注意すべき点も数多くあります。
今回は、リースバック査定の流れと注意点、買取価格と家賃の決定要因について、具体的に解説します。
スムーズなリースバック査定を進めるための情報を提供しますので、ぜひ最後までお読みください。

リースバック査定の流れと注意点

査定依頼の方法と準備すべきもの

リースバック査定を依頼する際は、まず不動産会社に問い合わせて、それぞれのサービス内容や査定方法を確認することが重要です。
査定依頼には、物件に関する情報（物件種別、所在地、面積、間取り、築年数、設備など）が必要になります。
訪問査定を希望する場合は、住民票や固定資産税通知書などの書類の準備も必要となる場合があります。
簡易査定と訪問査定の違いを理解し、自身の状況に合った方法を選択しましょう。
事前に電話で相談し、不明点を解消しておくこともおすすめです。

簡易査定と訪問査定の違い

簡易査定は、物件の書類情報に基づいて行われるため、短期間で結果が分かります。
一方、訪問査定は、不動産会社が現地に訪れて物件の状態を直接確認するため、より精度の高い査定額が期待できます。
どちらの査定方法を選択するかは、時間的な余裕や査定の精度に対する要望によって判断しましょう。
簡易査定で概算額を把握し、その後訪問査定を受けるという方法も有効です。

査定結果の確認と条件交渉

査定結果を受け取ったら、買取価格と家賃が妥当な金額であるか、契約内容に不備がないかを確認しましょう。
提示された金額に納得できない場合は、交渉によって家賃や買取価格を調整できる可能性があります。
業者から査定を受けて比較することで、より有利な条件で契約を結ぶことができます。

契約書の内容確認と締結

契約書には、買取価格、家賃、賃貸期間、解約条件、その他重要な事項が記載されています。
契約書の内容を十分に理解し、不明な点があれば担当者に確認しましょう。
契約書に署名・捺印する前に、内容をよく検討し、納得した上で契約を締結しましょう。

契約締結後の手続きと資金の受け渡し

契約締結後、物件の所有権が不動産会社に移転し、売買代金が支払われます。
資金の受け渡し方法は、不動産会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、契約締結後も、手続きに関する不明点があれば、担当者に相談することが大切です。

リースバック査定の際の買取価格と家賃の決定要因

買取価格の算出根拠と市場価格との比較

リースバックの買取価格は、市場価格よりも低くなる傾向があります。
これは、不動産会社が物件を買い取って、その後賃貸として運用する際に、将来的なリスク（市場価格の下落、空室リスクなど）を考慮しているためです。
買取価格の算出には、立地条件、築年数、物件の状態、周辺環境、類似物件の取引価格などが考慮されます。
業者から査定を受けることで、市場価格との比較を行い、より適切な価格を判断することができます。

家賃の算出方法と一般的な相場との違い

リースバックの家賃は、一般的に賃貸市場の相場よりも高くなる傾向があります。
これは、不動産会社が投資利回りを考慮して家賃を設定しているためです。
家賃の算出には、買取価格、期待利回り、賃貸期間などが考慮されます。
ただし、賃貸期間や契約形態（普通借家契約、定期借家契約）によっても家賃は変動します。

物件の条件が査定額に与える影響

物件の立地、築年数、状態、設備など、様々な条件が査定額に影響を与えます。
特に、立地条件は査定額に大きく影響するため、物件の価値を正しく評価してもらうために、これらの条件を把握しておくことが重要です。

複数の業者への査定依頼のメリット

業者に査定を依頼することで、買取価格や家賃の比較を行い、より有利な条件で契約を結ぶことができます。
また、業者から査定を受けることで、それぞれの業者の査定方法や考え方を知ることもでき、より適切な判断材料を得ることができます。

交渉によって家賃や買取価格を調整できる可能性

査定結果に納得できない場合は、担当者と交渉することで、家賃や買取価格を調整できる可能性があります。
交渉する際には、市場価格や類似物件の取引価格などの情報を提示することで、より有利に進めることができます。

まとめ

リースバックは、自宅に住み続けながらまとまった資金を得ることができる方法ですが、買取価格が市場価格より低くなることや、家賃が一般的な相場より高くなる可能性がある点に注意が必要です。
スムーズなリースバック査定を進めるためには、業者に査定を依頼し、買取価格と家賃を比較検討することが重要です。
また、契約書の内容を十分に理解し、不明な点があれば担当者に確認するなど、慎重な手続きが必要です。
本記事で紹介した情報を参考に、ご自身の状況に最適なリースバックを選択してください。
そして、専門家への相談も検討することをお勧めします。
ご自身の状況を詳しく説明することで、より的確なアドバイスを受けることができます。
時間をかけてじっくりと検討し、後悔のない選択をしてください。

当社は、地域密着型の不動産会社で、地域専門ならではの豊富な実績と情報量を基に、売主様の大切な財産のご売却をパートナーとして一緒に考え、お手伝いをさせていただくことをお約束します。
葛飾区立石・四つ木周辺で不動産売買をお考えの方は、お気軽にご相談ください。