マンションを売却するときにローン残債があるときの選択肢
2024-06-25
住宅ローンの残債があるマンションを売却したいけど、どうすればいいか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
「残債があるマンションは売却できるのか」
「売却するにはどんな手続きが必要なのか」など、疑問や不安は尽きないでしょう。
そこで、今回は住宅ローンの残債があるマンションの売却が可能かどうかについて解説します。
□ローン残債があるマンションは売却できる?
住宅ローンの残債があるマンションは、売却できます。
ただし、抵当権の抹消が必須です。
抵当権とは、住宅ローンを融資した金融機関が返済が滞った場合に備えて、担保として設定する権利のことです。
抵当権が設定されているマンションは、競売にかけられる可能性があります。
抵当権が抹消されないまま売却した場合、買い手は抵当権の負担を負うことになるため、売却しにくいのです。
抵当権を抹消するには、住宅ローンを一括返済する必要があります。
□オーバーローン時の売却方法
住宅ローンの残債を売却代金で賄う方法もありますが、オーバーローンで賄えず、マンションを売却できない可能性も考えられます。
オーバーローンとは、マンションの売却価格よりも住宅ローンの残債が上回っている状態のことです。
オーバーローンの解消方法は、以下の3つが考えられます。
1: 自己資金での不足分の支払い
売却代金とローン残債の差額を、自己資金で支払う方法です。
この方法は、最もシンプルですが、まとまった資金が必要となります。
2:住み替えローンの利用
売却物件のローン残債を、購入物件に上乗せして借りるローンのことです。
この方法は、自己資金が不足している場合に有効ですが、審査が厳しく、利用できる金融機関が限られています。
3:任意売却の利用
任意売却とは、債権者(金融機関)の同意を得て、市場価格よりも安く売却する方法です。
任意売却は、自己資金が不足している場合や、売却が困難な場合に有効ですが、債務が残る可能性があります。
□まとめ
住宅ローンの残債があるマンションの売却は、抵当権の抹消が必須です。
抵当権を抹消するには、住宅ローンを一括返済する必要があります。
オーバーローンの場合は、自己資金での不足分の支払い、住み替えローンの利用、任意売却のいずれかの方法を選択する必要があります。
売却方法を選択する際には、それぞれのメリットとデメリットを比較検討し、ご自身の状況に最適な方法を選びましょう。
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