離婚で家を売却したい方へ!任意売却や名義変更についてご紹介!
2023-12-09
離婚は人生の大きな転機となるため、多くの変化があることでしょう。
特に、共有財産の扱いは離婚後の生活に影響を及ぼす重要な問題です。
この記事では、離婚時の任意売却のメリット・デメリット、名義変更の難しさについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
□任意売却のメリット・デメリットとは?
任意売却は住宅ローンの返済が困難になった際に、金融機関の承諾を得ておこなう売却方法です。
この方法にはいくつかのメリットがありますが、同時に注意すべきデメリットも存在します。
メリットは、オーバーローン状態でも家を売却し、債務を圧縮できる可能性があることです。
金融機関は、抵当権の抹消に同意し、返済しきれない借金の一部を放棄することで債務を減らすことがあります。
これにより、債務者は重い負担から解放される可能性が高まります。
また、周囲に知られずに売却できる点もメリットといえます。
離婚に伴う財産分与や返済苦を理由に売却することを周囲に知られたくない場合、任意売却はプライバシーを守る上で有効な手段となります。
競売の場合、裁判所の掲示板やWebサイトに不動産情報が掲載されるのに対し、任意売却ではそのような掲載は不要です。
デメリットは、個人信用情報にローン滞納の記録が残り、一定期間ローンが組めなくなること、連帯保証人からの同意が必要なこと、残った借金の分割返済が必要なことなどが挙げられます。
これらのデメリットを理解し、慎重に任意売却を検討することが重要です。
□名義変更の難しさとは?
離婚による名義変更は、単純な夫婦間の合意だけでは実現が難しいものです。
なぜ難しいのか3つにまとめました。
*金融機関の承認が必要
住宅ローンの名義変更には、金融機関の承認が不可欠です。
夫婦間での合意だけでは、名義変更をおこなえません。
金融機関は、ローンの返済能力や信用状況を慎重に評価し、名義変更の可否を決定します。
*収入合算に影響する
夫婦共有名義のローンを組む際、金融機関は夫婦の収入を合算してローンの支払い能力を判断します。
名義変更により、収入合算が不可能になる場合、金融機関はローン残金の回収が困難になると判断し、名義変更を承認しないことが多いのです。
このため、名義変更をおこなう際には、金融機関の判断基準を十分に理解し、適切な準備が欠かせません。
*連帯保証人の問題
名義変更には、連帯保証人の同意も必要です。
連帯保証人がいる場合、その人の同意なしに名義変更をおこなえません。
連帯保証人が同意しない場合、名義変更は困難になります。
また、連帯保証人が変更に同意しても、時には新たな連帯保証人を設定する必要があることも。
これらの問題を解決するためには、事前に連帯保証人との話し合いが不可欠です。
□まとめ
離婚に伴う財産分与や名義変更は、多くの法的、金融的な問題を含むため、これらの問題を解決するためには、専門家のアドバイスを求めることが有効です。
法律家や金融機関の専門家に相談し、適切な手続きを踏むことで、離婚後の生活が安定するでしょう。
離婚を検討している方々は、これらの情報を参考にして、今後の計画を立てることをおすすめします。
葛飾区立石・四つ木周辺で名義変更に関してお困りの方は、ぜひ当社までご相談ください。